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エラリーの彼女【名探偵コナン】

第10章 彼らの秘密


昴さんは眼鏡を外して、ベッドの脇のテーブルへ置いた。
そこの小さなライトを付けられて、視界がいくらかハッキリして。
改めて今自分を組み敷いているのは昴さんなんだと認識する。


「ほんと・・・久しぶりですね。緊張、しちゃう・・・」

「僕じゃない男性にいつも抱かれているのに?」

「そういう事言うのズルいです」

「僕の事、忘れてませんでしたか?」

「忘れてなんか・・・」

「しばらく忘れられない位、今日はたっぷり可愛がってあげますよ」


そんな風に言われたら、期待してしまう・・・身体が疼く。

唇が重なり、口内をゆっくりと、柔らかい舌に舐め取られて、また身体の力が抜けていく。

首筋を舌が這い、耳の付け根の裏をキツく吸われて、痛みを感じる。跡が残ってるかも。

見られたら・・・秀一さんは怒るだろうか。秀一さんが昴さんなのに。


着ていたセーターを首元まで捲られ、下着を無理矢理ずらされて乳房が晒される。

両手で掴まれ中央に寄せられて、谷間を舌が這って。そこにもキツく吸いつかれて真っ赤な跡が残る。


胸の頂を口に含まれると、あっという間に硬く敏感になる乳首。
唾液をたっぷり含んだ熱い舌が、先端を弾く。


「あっ・・・あぁ・・・っ」


ココってこんなに気持ち良かったっけ・・・

触られずとも既にぷくっとし始めた反対側に、彼の指先が触れるだけで、全身が反応してしまう・・・


「あぁっ!あ・・・」


身体を捩らせていると、脚の間に昴さんの膝が割って入ってきて、局部に膝を押し当てられる。

下着が濡れている感触が伝わる・・・

グリっと更に押されると、もっと・・・と勝手に腰が動く。


「ん・・・っ昴さぁん・・・」


名前を呼ぶと、視線が合って、唇が重なる。


「かおりさん、舌を出して・・・」


顎を掴まれ親指を下唇に添えられて、口を開かされる。


「ぁ・・・」


少し舌を出す。これって結構恥ずかしい。


「もっとです」


もう少し前に出せば、唇で包まれて、優しく吸われる。

今までしたどんなキスよりもずっと厭らしくて。ゾクゾクする。

そのうち自然と舌同士が絡まり、深く、深いキスを繰り返す。


昴さんの服の裾から手を入れて、肌の感触を確かめるように背中に腕を回す。

早く裸で抱き合いたくて、彼の服を捲り上げる。
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