お兄さま代わりに近衛隊に入ります?【神宮寺レン】 R18
第1章 強制送還
「いけません」
口を開いて言われた最初の一言だった
言い返すために口を開く
「どうしてよばあや」
と文句をつけると
「旦那様のお言いつけです」
と返され彼女は私の婆やではあるが雇い主は私の父だったそう思い出すも言い返さずにはいられない
「いくら幼い頃から剣術を習っていたとはいえ亡くなったお兄様の身代わりなんて嫌よそうお父様に伝えて」
そう言うと文句を直接言いたい相手が現れた
「それには及ばないよ」
その声に驚く私たち
「お父様!?」
「旦那様!?」
驚きながらも失礼します。と部屋をあとにする婆や
部屋を出たのをみとどけ本題に入る父
「先日の舞踏会のあと何者かによって殺された。レオンハルトの代わりは双子のお前にしか出来ないだろう 幸いなことにまだ宮殿入りする前だお前たちの技量もそれほど差はなかったし何しろ顔はそっくりだ。が、皇帝から声はかかっている このままでは我が家のメンツは丸つぶれだ お前は静養中という事にしてお前にはレオンになってもらうしかないのだよ 幸いなことに今は隣国とも同盟中で戦の危険もない だがお前は行く以外選択肢はないのだよ。 」
とご都合主義を並べられる。