第4章 戦闘訓練と委員長決め
今日はなんだかついてない日だと思う。
『お弁当忘れた…』
「あー、お前今日珍しく寝坊してたもんな。すげー慌ててたし」
鞄の中身を見て思わず呟くとそれが聞こえていたらしい鋭ちゃんが律義に返事をする。
今日は昨日の残りの鯖が入ってたのに…鯖が……
結局、落ち込む私を見かねて声をかけてきた響香と食堂に行くことになり、焼き魚定食を手に席につく。
お隣の席には爆豪君に上鳴君と瀬呂君それに鋭ちゃんの姿があった。
「零、その技どこで磨いたの」
大事に食べていたサンマがもうすぐ食べ終わるという時に響香から声を掛けられなんのことかと首をかしげる
「標本?サンマの骨で標本でも作りたいの?きれいに食べ過ぎてて途中から目の前で手術してんのかと思ったわ。」
「うお、まじだ。白水すげー器用に食べるな」
どうやら会話が聞こえていたらしい上鳴君と瀬呂君がしげしげと私の皿を覗いていた。
「零は昔っから上手いんだよなー。俺は爆豪のが意外だったわ、箸の持ち方」
爆豪君の手元を見るとお手本のようにきれいに箸を使ってご飯を口元に運んでいた。
「「「…いがーい」」」
「てめぇら、ぶっ放されてぇのか」
そんなつかの間の休息を経て午後のヒーロー基礎学へと臨むのだった。