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日常から非日常

第1章 はじまり



入学式も終わって、教室に帰ってきた。
さっきもこの教室に来たけど、やっぱり新しい教室はソワソワして落ち着かない…


そういえば、このクラスだけ担任の先生がまだ分かっていない。きっと今日来た先生のどちらかなんだろうな
ちょっ楽しみだ!










先生が入ってきた。
佐々木先生だった。
ちょっと嬉しい
いや、ちょっと嬉しいどころじゃない!
すごくすごく嬉しい!
だって
これから、毎日この声が学校に来ただけで聞こえるのだ


そんなことを考えているうちに、佐々木先生は話を始めかけていた


はい!さっきも言ったと思うけど佐々木 優人です。
君たちの、クラス2年A組の担任です。
担当する教科は数学
この学校は始めてだし、なれないところもたくさんあると思うから、皆いろいろ教えてくれるとうれしいな
そして、今年1年間よろしくね
自己紹介はこれで終わりだけど他に何か質問とか聞きたいことある?答えられることはこたえるよ



せんせー
彼女いる~?
結婚してる~?


残念ながら、彼女もいないし、結婚もしてないよ。
他にある?


年齢は?
何歳?


今年で29歳になるよ。今は28歳!


誕生日は?



11月の10日だよ。






質問は続いている

さすがにここで『あなたは歌い手のゆう十さんですか?』と聞けない…

それにしても
近くでみると、さっきよりもカッコいい気がするなぁ
さっきから、女子がカッコいいって言ってるし、皆から見てもやっぱりカッコいいんだ



そんなことを考えていると質問の時間も終わったみたいだ

次は自己紹介の時間みたいだ…
私は完全に自己紹介のことを忘れていた…
自己紹介とかなにいったらいいか分からないし、嫌いなのに…



◯◯◯◯です
部活は◯◯◯ましてます!
趣味◯◯です!
一年間よろしくお願いします





うわぁー 後二人で私の番だ!なにも考えてないよ





ついにに私の番だ!

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