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転校生はSAOの英雄でした

第12章 最終決戦




アスナ「うん」


アスナが消えて、しゃがんでいるキリトに手を伸ばした、キリトが立ち上がる


キリト「ありがとな、アリス」


『うん』


そして、上を見上げた


『そこにいるんでしょ?ヒースクリフ』


茅場「久しいな、アリスくん、キリト君

   もっとも私にとっては昨日のことのようだが」


『お礼は言っとく、ありがとう』


茅場「礼は不要だ」


『なぜ?』


茅場「君と私は無償の善意が通用する仲ではなかろう

   もちろん代償は必要だよ、常に」


『何しろって言うの?』


卵形の結晶が私の手に落ちてきた


『これは?』


茅場「これは、世界の種子だ」


『何それ?』


茅場「いずれ分かる、それの判断は君にたくそう

   忘れるもよし、消去するもよし

   しかし、もし君が、あの世界に憎しみ以外の感情が残っているなら」


そこで声がとぎれた


茅場「では、私はいくよ、いつかまた会おう、アリスくん」


とにかく、卵形の結晶をしまった


『相変わらずだったね』


キリト「ああ」


『そいえば、アイとゆいちゃん、大丈夫かな?』


キリト「ユイ‼️いるか?」


一瞬で闇が消えて鳥籠の中だった


キリト「『アイ‼️/ユイ‼️』」


名前を呼ぶとアイとゆいちゃんが姿を表して抱きついてきた


『よかった、無事みたいね』


アイ「うん、ママも無事でよかった」


アイの頭を撫でる


ユイ「ママは?」


キリト「現実世界に戻ったよ」


ユイ「よかった、本当に」


キリト「じゃあ、俺はいくよ、ママを迎えに」


ユイ「はい、パパ、大好きです」


アリス「はやくいってあげなよ」


キリト「ああ、本当にありがとな、アリス」


私は無言で頷いて、はやくいけとシッシッと手を振った


キリトがログアウトして、アイと私の二人になった


『ありがとうね、アイ、そばにいてくれて』


アイ「うん、ママ大好き‼️」


『うん、私もだよ』


アイ「パパによろしくね」


『うん、また、アレンと会いに来るよ』


そう言ってログアウトした


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