第5章 罪の時間
『私にも仲間、いるんだよ
その仲間が、閉じ込められてる可能性があってさ
私のことを親友って言ってくれた大切な人なの
でも、一番悲しがってるのはその子の彼氏なの
そいつも友達でね、二人とも私のこと凄く気にかけてくれてた
親友がいないのも、そいつが泣いて悲しそうな顔するのもどっちも悲しい
私はたくさん助けてもらった、だから、今度は私が助けるの
自分のためにも、2人のためにも』
カルマ「・・・・俺もできることない?」
『・・・・私ね、しばらく学校休むつもりなんだ』
カルマ「え・・・・」
『だから、今日はカルマに会って元気もらうために学校にきた』
カルマ「//////」
『待っててくれないかな?私が帰って来るの
・・・・助けるまでは何もおわらないから
今、ここにいる私は私だけど私じゃないから
だから、全部終わって本当の私が帰って来るの待っててくれないかな?』
おこがましいかな?
カルマ「もちろんだよ、待ってる、鈴が帰って来るの
いつまでもまつよ」
『・・・・ありがとう』
私は笑みを浮かべてカルマの頬にキスをした
カルマ「//////」
『本当にありがとう』
そう言って、自分の中で最高の笑みを浮かべた
カルマ「////////」
目の腫れもひいてきたし
『教室行こっか?』
カルマ「サボんないの?」
『しばらく来ないし、昨日もサボったし授業受けとこうと思って』
カルマ「今、二時間目だけどね」
そう言って立ち上がって私に手を伸ばした
『ありがとう』
その手をつかんで立ち上がる
そして、教室に向かって歩き出した