第17章 触れる
ユナに名前を呼ばれただけで、ユナと繋がっている自身が固さを増す。
「あぁ・・・っ、ユナ!・・・もっと啼け」
リヴァイは角度を変えて、ユナの感じる場所を探る。
『んぅ・・・っあっぁっあっ・・・・リヴァイ・・・っ』
「ここか?」
リヴァイは、ユナの声が高くなった所を執拗に攻め立てる。
『あっ・・・・あっぁっん、・・・・リヴァイ・・・あ、・・・好き・・・大好き・・・・あっん・・・・もっと、もっとして・・・・リヴァイ、リヴァイ・・・っ』
ユナはリヴァイにしがみついて喘ぎ、乱れていく。
「っ・・・く・・・ぁ・・・・っユナ!」
腰の律動を加速させるリヴァイ。
『やぁっ・・・あっ・・・・んぁ・・・おかしくなっちゃう・・・・リヴァイ、はぁ・・・』
「俺のことだけ感じて、おかしくなっちまえ・・・!」
パンッパンッと肌と肌のぶつかる音がして、ユナの喘ぎ声も吐息まじりになっていく。
『あっ・・・・あっぁっあぁぁ・・・・っ!』
ビクッビクッと2度目の絶頂を迎えるユナ。
それと同時に、痙攣する膣の締め付けにリヴァイも果てる。
「う、・・・くっ!」
2人の息づかいだけが聞こえる部屋の外の空は、まだ薄暗く朝日が上り始める前だ。
『はぁ・・・、はぁっ・・・はぁ、』
「・・・はぁ、大丈夫か。」
『うん、・・・平気・・・・。』
互いに唇を寄せる。
舌を絡め、抱きしめ合う。
「・・・まさか、お前がこんなに乱れるとはな。」
『!・・・ぅ、は、はしたなかった?』
「いや、俺としては好きな女が自分の手でよがる姿はそそるし、興奮する。大歓迎だが?」
ニヤリとユナを見つめて笑うリヴァイ。
『・・・私だって、好きな男性にされたら、嬉しいし、気持ち良いよ・・・・。』
そう言ったユナの頭を撫でて、リヴァイは唇を塞いだ。
「・・・もう、どこにもやらねぇ。」
『うん・・・。どこにも行かない、ここにいる。』
また引き寄せられる唇。
深く深くなる口づけのあと、2人は朝日が上る直前まで何度も体を重ね合っていた。
「・・・今日は休むか・・・」
『だ、だめだよ、リヴァイっ!』
カーテンの隙間から覗く朝日を見て、リヴァイは面倒くさそうに言った。