第3章 止まらない嫉妬
出来事は今日の昼に遡る 。
「 俺 、増田ちゃんに会いたいよぉ 〜 」
俺の親友 、手越祐也がそんなことを呟く 。
「 は ? ダメに決まってんだろ 。」
「 ケチ 、減るもんじゃないのに … 」
その後も 、手越は会いたいと言い続けるので 、俺と一緒に行くことを条件に昼休みに増田に会いに行くことにした 。
そして 、待ちに待った昼休み 。
増田の教室まで足を運んでみたが 、増田は見当たらない 。
「 あれ 、増田のお兄さん … ? 」
「 優香ちゃん 〜 ! 」
俺に声をかけてくれたのは 、増田の親友である優香ちゃんだった 。
「 あのさ 、増田って何処に行ったか分かる ? 」
「 ふふっ 、知りたいですか ? 」
嫌な予感が … する 。