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ぬらりひょんの孫~愛と希望の重ね色

第1章 魑魅魍魎の主となる


かつて人は妖怪を畏れた
その妖怪の先頭に立ち
百鬼夜行を率いる男
人々はその者を妖怪の総大将―
あるいはこう呼んだ
魑魅魍魎の主ぬらりひょんと。

2005年・春ー
?:たっだいまー!
いつものように、扉が開いたとたん元気な男の子の声がした
蘭:おかえり^^リクオ。
リ:ねぇねぇ、今日のおやつなぁに?
蘭:今日はきなこもちよ♪
リ:やったー!!
蘭:いこっか。
私はリクオの手を握って、部屋に入った。

リ:ねぇ、蘭。
蘭:なぁに?
リ:婚約って何?
蘭:ブっフォーーーーーー!!○×♯△?!なっいきなり!
誰から吹き込まれたの?!
リ:友達が言ってた!
蘭:ぬらりひょんに聞いたら?
リ:ジーちゃんがね、蘭なら知ってるって!
蘭:(あんのクッソジジイぃー・・・。)
なんとなく腹が立ったが、リクオの輝いた眼には耐えられなかった。
蘭:婚約っていうのはね、将来結婚することを約束するのよ
リ:けっこんって?
蘭:えっと・・・それはねぇ、男の人と女の人がずっと一緒にいるってことよ。
り:ずぅっといっしょ?
蘭:えぇ^^
り:じゃぁ、蘭と婚約する!!

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