第4章 ★俺の彼女が可愛い件について(一郎ver)
俺にはかなたという彼女がいる
これがもう可愛いすぎてヤバい
どこが可愛いって?...全部に決まってんだろ!
今日はかなたと付き合って1年の記念日で、しかもお泊まりだ
今までもお泊まりは何度もあった
普通のカップルなら1年も経ってたら、セックスはしていると思っている
だが俺たちは、まだキスまでしかしたことがない
付き合った最初の頃にかなたとそういう話になって、お互いに初めてということがわかった
二人で話しあった結果、付き合って1年の記念日にしようということになった
二郎と三郎は気を使ってくれたのか、二人とも友達の家に泊まると言って出ていった
いい弟たちをもって、俺は幸せ者だな
「あー、いつも会ってんのに緊張する」
もーすぐかなたがくる、これからのことを色々と考えていると家のチャイムがなった
「かなた久しぶり、うわぁっ、急に抱きついてくるなよー危ないだろ」
「一郎久しぶり~!1年記念日おめでとう!ずっと会いたいって思ってたからつい!お邪魔しま~す」
あー、クソッ!ホント、そういうとこだぞ!
すぐ抱きついてくる、嫌じゃない、むしろ嬉しい!
可愛いすぎる
かなたが来てからは、二人でゲームをしたり、最新のラノベの話をしたり、ご飯を作って食べたりした
まったりお家デートっていうやつだな
この後は...お風呂、か
「かなたー!お風呂どうするー?一緒に...」
「わ、私さきに入ってくるね!」
「あ、お、おう、わかった」
一緒に入るか?って言う前に逃げられちまった
次は絶対一緒に入る!
俺もお風呂へ入り終わると、かなたの待つ自分の部屋へと向かう
ドアを開けると、俺のベッドから勢いよく起き上がり、明らかに動揺しているかなたがいた
「いちろー、おかえり!」
「おう、ただいま!」
「「.........」」
やっぱり緊張、してるよな
ここは俺がリードしないとだよな
「かなた、こんな俺と一緒にいてくれて本当にありがとな!大好きだぜっ」
「一郎、こちらこそ、一緒にいてくれてありがとう!私も大好き!」
俺が両手を握りながらそう言うと、かなたは笑顔を見せてくれた
自然と目線が合いキスをする
「俺も初めてだけど、優しくする...いいか?」