第14章 戦場、木の葉
カカシside
体が軽い。
自分は、死んだのか。
(楓に助けられたのに、オレは…)
今頃楓は天国に行っているだろうか
沢山の友達に会えてるだろうか
「おーーーい!」
遠くから声が聞こえる
あれは…
オビト、リン、先生…
「…みんな…、久しぶり。ただいま。」
「おい、おせーぞ!カカシ!」
「カカシ、久しぶりだな。」
オビトと先生が笑う
そんな景色を見ながらリンもにこにことしている
「うん、本当に待たせたな。」
「こっちこっち!」
リンが手招きする
「あれっ…?父さん…」
オビト達に手を伸ばすと3人の影は消えて
オレの目の前には父さんが座っていた
「カカシか」
懐かしい声で目頭が熱くなる
「父さん…。会いたかったよ。たくさん話があるんだ、長くなるからゆっくりお話ししよう」
オレは父さんの横に座る
ここはどこなんだろうか
(いや、そんなのは、もういいか…)
「父さんが死んだ後、オレはね…ーーー