第3章 【政宗編】※R18
政宗の硬い手指が、つつっと内腿を滑り、竜昌の最も熱い部分に辿りついた。
軽く触れただけで、すでに谷間からあふれ出していた蜜が指にねっとりと絡みつく。
「あ…何…?」
下半身がぐっしょりと濡れた感覚に驚いたように、竜昌が袴の上から政宗の手を抑えた。
「お前、男とまぐわうのは初めてか?」
竜昌はコクリと頷いた。その体は羞恥と緊張でずっと小刻みに震えている。
幼いころから男として育てられ、やがて一国の城主となり、あるときは夜叉のように戦場を駆け、あるときは少年のように木刀でじゃれあう竜昌が、ずっとひた隠しにしていた『女』の部分を、今まさに自らにさらけ出しているのかと思うと、政宗の胸にますます愛おしさが募った。
政宗は竜昌の耳に唇を寄せ、優しく囁いた。
「…大丈夫だ。ここはな、愛しい男に触れられると、こうやって濡れるもんなんだ」
耳朶をくすぐる低く甘い声に、竜昌は身体の芯が急に熱くなるのを感じた。
「脚を開け。…そう、いい子だ」
竜昌は一生懸命に荒い呼吸を整えながら、そろそろと脚を開いた。
政宗の太い指が、ゆっくりと秘裂をなぞるように上下する。蜜をたっぷり含んだ淫蕾の上を指が滑る度に、竜昌の身体がびくびくと跳ね、袴の中からはくちくちと指が蜜を掻き回す水音がする。
もう呼吸のしかたも忘れてしまったかのように、竜昌の唇からは乱れた嗚咽ばかりが漏れた。
「イッ…んっくっ…」
その声がさらに政宗の劣情を煽っていく。
「ほら、男だって…」
政宗は左手で竜昌の手を取ると、後ろ手にまわし、夜着の上から自身の摩羅を握らせた。
「愛しい女に触れると、こうなる…」
初めて触れる 怒張した雄の象徴に、竜昌は驚いて手を引っ込めようとしたが、政宗はその上から手ごと包むようにして再び握らせると、ゆっくりと上下に動かした。
夜着越しにもくっきりとわかる雁首の部分を擦ると、摩羅が強く反りかえり、政宗がふっと熱い息を吐いた。
「力を抜け」
政宗は中指を伸ばし、竜昌の秘裂の奥にゆっくりと沈めた。
「…!!」
下半身に ぬるり、と異物が侵入してきたのを感じ、竜昌は声にならない悲鳴を上げた。
身体中すべての神経が、そこに集中したかのように、政宗のごつごつとした指の関節が、ひとつ、またひとつと蜜壺の中に呑みこまれていく感覚が、全身を駆け巡った。