第9章 襲撃
月陰 北側
恋「くそっ、斬っても斬っても減ってかねぇっ」
周りを見渡す。
そろそろ隊員たちの体力も限界だ。だが、卍解をしても減らない。
恋「隊長、どうします?」
白「.........」
あの白哉ですら、苦悶の表情を浮かべていた。
うぉぉおおおおおおおおおおおお
恋/白「「!?」」
まずい!!
咄嗟に振り向くが、間に合わない。
くそっ
ぎゅっと目を瞑った、その時、
ザシュッ
うぉぉおおおおおおおおおおおお
恋「なっ!?」
まさに一瞬、その一瞬で自分の周りにいた虚が全て消え、目の前には外套を羽織り、フードを深く被った人影があった。
恋「誰だ、てめぇっ!!」
功「んん?俺?俺はー、な・い・しょ♥」
恋「はぁあ!?てめぇ、何ふざけてやがる!!」
功「まあまあ、ちょっとそこで見ててよ。今のへろへろの君たちじゃ、足でまといだからね」
恋「てめぇ!!!」