第8章 書類配り
そう思い、踵を返した瞬間、
「おい、待てよ」
ふりかえると、真っ赤な髪の毛の入れ墨男が。
『なんでしょうか、阿散井副隊長』
阿散井の後ろには(六番隊の隊員かつあのアバズレに惚れているであろう)男が沢山いた。
「お前、りりかちゃんから真咲のやろうを取ったらしいな?」
こいつもかよ。護廷十三隊ほんとに大丈夫か?
つい舌打ちしそうになる。
『あなたもですか?いい加減にしてください。何度も言ってますけど、元々真咲六席と付き合っていたのは私です。あの女は勝手に自分の彼氏が真咲六席で、私が取ったと勘違いしているだけです』
恋「りりかちゃんがそんな嘘つくわけねぇだろ!!」
「「「「「そうだ、そうだ!!」」」」」
まじでいい加減にしろよ、弱いくせに。
みんなして善人ぶりやがって、吐き気がする。