第8章 書類配り
一発喰らわせようと、拳を握った瞬間、
「何してるんだい?そんなところで」
『......っ』
この声は......
ぎこちなく顔を上げると、
「女の子の嫌がる事はしちゃいけないよ?」
そこにはこっちを見つめる八番隊隊長、京楽春水がいた。
銀「これはこれは八番隊隊長さん。こないなところで何してはるんですか?」
京「ちょっと四番隊にね。それよりも、彼女を離してあげたらどうだい?忙しいみたいだよ?」
いきなり腕を引っ張られたかと思うと、次の瞬間彼の腕の中にいた。
『.........っ!!』
どうしよう......
この状態からどうやって抜け出せばいいのかわからない。
早く、早く...離れないと
銀「あんさんも千紗ちゃん抱きしめてるやんか」