第24章 最終決戦
京楽side
カンッ────!!
山「緊急特例である!!」
突如として舞い降りたいくつもの霊圧。それは前回よりもはるかに高く、予断を許さない状況だった。
山「先程現れた数々の霊圧。状況から考え、謀反人 黒霧弦真 及び その仲間である可能性が極めて高い。よって、見つけ次第、一人残らず始末せよ!!」
やれやれ、また面倒なことになってきたねえ。
璃咲ちゃんは大丈夫だろうか?
いくら傷が治ったとはいえ、恐怖を植え付けた張本人と再び対峙するのは、辛いはず。
もし、それがきっかけでまた男が怖くなったら.......
卯「決めつけるにはまだ早いのでは?」
その声に、考え込んでいた僕はハッとした。
山「これは命令である!!卯の花隊長は負傷者に備え、救護班を派遣せよ。その他隊はすぐに旅禍殲滅へとかかれ!!」
その言葉と共に、砕蜂、剣八、拳西、冬獅郎の四名は瞬歩で姿を消した。
市「なんや、めんどいことになってきたなぁ」
平「なんや、嫌なのか?」
市「そういうことではおまへんけど、僕めんどいこと嫌いなんですわ」
平「そんなん知るか!!俺は先に行く」
平子君がいなくなり、隊首室に残るのは、僕と浮竹と市丸くん、そして山じいだけになった。