第23章 仲間
蝶「隊長があんたなんかに乗り換えるわけないじゃないっ!!世界が滅びてもありえないわね。隊長に失礼だわ」
朝「そうだよ!!それに、璃咲姉は朝海のなの!!功くんにもあの髭もじゃにもあげない!!」
功「いやいや、蝶羽ちゃんは俺に酷いし、朝海ちゃんは京楽隊長に失礼だよっ!?」
蝶/朝「「うるさい(わ)よ、ゴミ!!」」
功「だから、俺の扱いっ!!」
『くっ、ふふふ.......っ、あはははっ!!』
全「?」
突然笑いだした私を全員が不思議そうに見てくる。
『ごめっ.......、変わらないなと思って』
過保護な璃久にツンデレ蝶羽といじられ役の功雅。それから、穏やかな駿に騒がしい双子。
当たり前な日常の光景に心底安堵したら、何故か笑ってしまった。
朝/空「璃咲姉、変なの~」
『そうね、変かもね』
当たり前な日常がどれほど大切なのか、実感した気がする。
そう微笑む私を見て、ほかの四人は安堵の笑みを浮かべていた。