第18章 嵐の前の静けさ【R18】
京「そうか...なら、悪い子には、お仕置き...だね?」
『え?』
ジリジリと近づいてくる春水に、冷や汗が止まらない。
お仕置きって、いやな予感しかしない...
『あ、あのさ、春水』
京「ん?」
いや、ん?じゃなくて。
『きょ、今日は熱もあるし、怪我もしてるからさ。もうやめよ?』
京「ダメだよ。璃咲ちゃんが言わないのが悪いんだから」
『いや、だから』
京「それに、すれば下がるって言うでしょ?」
イイエ、シリマセン。ハジメテキキマシタ。
京「まぁ、汗をかけってことだろうね。ということで」
お仕置きだよ
いつも通りの緩い口調なのに、強制力のあるその言葉にぐうの音も出なかった。