第16章 斬魄刀異聞
夜「とりあえず、今は身体を休めるのが優先じゃ。奴らとてそう急には動きはせんだろう。しばし身体休め、それから総隊長殿を探しにいく。よいな?」
『えぇ』
見た感じ、みんな疲弊している。この状態で山じいを探しに行っても、帰って返り討ちにされるだけだろうし。
『夜一はどうする?現世に帰るの?』
夜「そうじゃな」
『良ければ零番隊舎に来る?部屋は空いてるから』
また直ぐにするのは大変そうだし。あそこなら安全だし。
夜「いや、喜助にも相談したいことがあるからな。現世に戻る」
京「なら、僕が...」
赤「近づくな、と言ったばかりだが?そんなに斬り刻まれたいのか?」
京楽「じょ、冗談デス...」
本気で切り刻みそうな赤に春水は真っ青になって、後退する。
その様子を見て、その場が笑いの渦に包まれた。