第16章 斬魄刀異聞
きっと璃久たちは心配するだろう。また、迷惑をかけてしまう。
でも...
『.........わかった』
今はわがままを言っている時ではない。すぐにでも山じいの居場所を突き止め、村正の考えていることを暴く必要がある。
『とりあえず、霊圧を感じたところから探して行くしかなさそうね』
封じられてるって言ってたから、霊圧はあまり感じられないかもしれないけど、やるだけやってみるか。
赤「のう、璃咲」
『なに?』
赤「京楽とは別れぬのか?」
『はい?』
微かな霊圧すら見逃さないように集中していると、赤がふつーにそう聞いてきた。
何を言うかと思ったら...