第16章 斬魄刀異聞
赤「璃咲」
『赤、やっと来た』
近くの森で待っていると、ゆったりとした足取りで赤が来た。
赤「やはりここにおったか」
『赤が言ったんでしょ?見つからないように霊圧を消して隠れてろって』
そう。さっきのはお芝居だったのだ。
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『.........っ』
赤が私に向かって刀を振りかざした時、
(「『空蝉』を使ってどこかに隠れておけ。霊圧を消してな」)
『えっ...?』
赤を見ると、目で頷き、刀を振りかざした。
咄嗟に隠密歩法 四楓の参『空蝉』を使い、身代わりを赤に斬らせ、近くの森へと急いで移動した。もちろん、霊圧を消して。
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