第16章 斬魄刀異聞
『ごめん、心配かけた』
朝/空「うぅぅぅっ」
頭を撫でてあげると、幾分落ち着いたのか泣き止んだ。
『みんなも。私がいない間、よくやってくれたね。ありがとう』
蝶「当たり前です!隊長は生きていらっしゃると信じてましたから!」
卯「璃咲」
『れ、烈ちゃん...』
そこには満面の笑みを浮かべた烈ちゃんが...
卯「無事でよかったわ」
『う、うん』
卯「急にいなくなって、とても心配していましたのよ?何の音通もなしで、唯一あったのが、この間の〝心配するな〟の一言だけ」
『ご、ごめん』
卯「怒ってなどいませんよ?何故一言も言ってくれなかったの?馬鹿野郎、などということは思ってませんよ。えぇ、まったく」
『ス、スミマセンデシタ...』