第16章 斬魄刀異聞
村「やはり我々は何か深い縁で結ばれているのかもしれん」
一「深い縁だと?」
こいつ、何言っているのかさっぱりわからねぇ。
村「おそらくは、我が志に貴様の力は役に立つ。貴様もわかっておろう。その持て余している力に行き場がないことを」
一「わからねぇな。わかるとしたらただ一つ...」
刀を構える。
一「俺がお前を倒す、それが俺とお前の縁だっ」
村「愚かな」
村正は手をかざすと、術をかけてきた。
この術...っ!また斬月を支配するつもりかっ!?
斬(「臆するな。村正の声は洗脳というよりも暗示だ。我々が無意識の状況下では効力を発揮するが、今の私は村正の声を把握できる。私に暗示は聞かない」)