第16章 斬魄刀異聞
案の定、烈さんに黒ーい笑みで〝お叱り〟を受けた阿散井は、斬魄刀を連れて急いで戻って行った。
しばらくして黒崎が何かを思い出したように「あっ」と声を上げた。
一「そういや、さっき変な女に会ったんすけど」
浮「変な女?」
京「斬魄刀かい?」
「.........」
また厄介なことじゃなきゃいいが...
一「いや、斬魄刀じゃねぇな。京楽さん達に伝言を頼まれたんで」
京「伝言?」
浮「どんなだい?」
一「なんか〝心配するな〟とだけ伝えてくれって」
「「「「!?」」」」
ガタンっ
「その女、どんな奴だった!?」
一「えっ、あぁ、えっと、たしか、長い黒髪に青いメッシュの入った奴だったかな?すげー綺麗な奴だった」
「!?」