第16章 斬魄刀異聞
京楽side
璃久くんがいなくなり、ここに居るのは僕と浮竹になった。
京「やれやれ、参ったねぇ」
僕の可愛い彼女は一体、どこに行ったんだろうねぇ。
浮「心配なのか?」
京「心配はしてないよ。彼女は強いからね」
〝尸魂界最強〟と言われた彼女が簡単に死ぬはずがないんだ。
浮「なら、なんでそんな顔をしてるだ」
京「そんな顔って、どんな顔?」
浮「イライラしてるぞ」
「眉間にシワ」と指をさされる。
浮「本当は心配なんだろう?璃咲のこと」
京「んー、まぁねぇ」
彼女は強いけど弱い。大切な人を守るためなら、自分の命をも犠牲にして助けようとする。
だから、怖いだ。
また、自分の知らない間に姿を消しそうで。