第16章 斬魄刀異聞
夜「シケた面を見せるなっ。あやつなら大丈夫じゃ。あやつのことならわしもよく知っておる。そんじょそこらの奴に負けるような奴じゃない。安心せい」
「わかってるよ...そんなこと......」
わかってはいるけど、心配なのだ。護ると約束したのに、いつも俺の方が護られてばかりで。兄として情けない。
夜「砕蜂に言って、璃咲の捜索もさせておる。そのうち見つかるじゃろう」
「あぁ...」
夜「お主は冷静そうじゃな?京楽」
京「僕の彼女は〝尸魂界最強〟だからねぇ。璃咲ちゃんにも、璃咲ちゃんなりの考えがあるんだよ」
夜「そう言うわりには、イラついているようじゃな?」
京「そう見えるかい?」
「困ったなぁ」と言う目は、全く笑ってなかった。