第16章 斬魄刀異聞
『一体どうなってるの?』
みんなで顔を見合わせる。
こんなに多くの死神の斬魄刀が、しかも一斉に主に反応しなくなることなんてあるのだろうか。
『功雅と空夜はわかった。他のみんなは?』
蝶「それが...」
『ん?』
蝶「実は私の斬魄刀もそうなんです」
朝「朝海の金盞花も応えてくれないの!!」
駿「僕の斬魄刀もです」
『みんなも!?』
護廷十三隊だけでなく、零番隊の斬魄刀まで応えなくなるって何が起きているの?
『とりあえず山じいに報告を...ん?』
いつの間に入ってきたのか、目の前に地獄蝶が一匹飛んでいた。
手をかざして指にとめるが、何の連絡もない。