第16章 斬魄刀異聞
次の瞬間には赤流姫は斬魄刀に戻っていた。
立ち上がり、斬魄刀をひと撫でし鞘へ戻すと、タイミングよく璃久が入ってきた。
『璃久』
「おう、長かったな」
『話し込んでた。それと気になることを聞いて』
「俺も今外でちょっと気になることができたから戻ってきたところだ」
『それじゃあ、執務室に行こうか』
「あぁ」
隊首室を出て、二人で執務室へと行くと、
ガッシャーン!!
功「おい、朱雀!!いい加減に出てこい!!」
ドッカーン!!
空「そろそろ出てこないと怒るよ!!冬幻影!!」
『「............」』
これは一体...
『「どういう状況(だ)?」』
いろんなものが宙を舞い、至る所にその残骸が…
呆れながら、床から顔を上げた瞬間、
バンッ!!
「あ……」
『…………』
どこからか飛んできたクッションが顔面に直撃した。