第15章 つかの間の幸せ 【R18】
ん、って。
思わず許してしまいそうになるが、ここは心を鬼にして、
『春水、起きなさい!!』
春水の腕から抜け出した。
「んー、おはよう、璃咲ちゃん」
『おはよう』
「.........」
『なぁに?』
じーっと見てくる春水に首を傾げる。
「璃咲ちゃん、愛してる」
『...っ、なに、急に』
「昨日言い忘れたからねぇ。璃咲ちゃんは?」
『...私も愛してるよ』
そう言うと、腕を引っ張られてキスをされる。
「また来ようか?」
『しばらくは無理だけどね』
「そうだねぇー、七緒ちゃんが怒りそうだし」
『帰ったら、こってり絞られてください』