第15章 つかの間の幸せ 【R18】
『んんんっ...!!』
「ね?早くしないとおじさん、もっと意地悪するよ?」
『はっ...わ、わかったからぁ...も...やめて...』
「じゃあ、早く」
そう言われ、渋々帯に手をかける。
帯の結び目を解き、浴衣を少しだけはだけさせる。
『もう...っ、これで勘弁して!!』
さすがに全部を脱がせるのは無理だ。恥ずかしくてできない。
「えぇー」
『えぇー、じゃない!!』
再会してからの春水は意地悪だ。〝あの事件〟の前は私が嫌がることはしなかったのに、再会してからは私の意見なんかガン無視だ。
「しょうがないねぇ、じゃあ...」
春水は浴衣を脱ぎ捨てると、私の足に手をかけ、左右に大きく開いた。