第15章 つかの間の幸せ 【R18】
「璃咲は耳がいいの?」
『やっ、やめて......』
「璃咲...」
『やぁっ...』
思わず春水に抱きついた。ビクッとした春水に気づくことなく、抱きついたまま、春水の頭を寄せる。
すると、春水は体を起こし胡座をかくと、その上に跨ぐように座らせられる。
『んんっ......あ、はぁ......』
春水の指先が首の後ろから下へとなぞるように滑り、胸を押し付けるように弓ぞりになる。
「ねぇ、璃咲?」
『はぁっ......ん、な...に......』
「僕のも脱がせて?」
『んっ......え...?』
脱がせて?私が?
戸惑っている間にも春水は先端を引っ掻いたり、摘んだりして私を翻弄する。