第15章 つかの間の幸せ 【R18】
それでも
『それでも一緒にいたいの...』
〝あの時〟私にはみんなを守る力がなかった。
みんなを失ったのも、春水との別れを選んだのも、全て自分の弱さだ。
でも今は違う。大切な仲間もできた。愛する人を、みんなを守れる力も得た。
〝あの時〟みたいに後悔だけはしたくない。
『私はもう...後悔だけはしたくない!!』
璃久の目をしっかりと見つめる。
「はぁ...そうか。わかっ...」
京「璃咲ちゃーん♡♡」
ガバッ
『きゃあっ!!』
京「んぅーー、チュッチュッ」
『ちょ、やめてよ、春水!!』
両手で顔を押すが、春水はお構いなしにキスをしてくる。
『春水、いい加減にして!!』
京「だって璃咲ちゃんがあんな可愛いこと言うんだもん。おじさん、嬉しくて嬉しくて♡♡」
『だからって、璃久の前ではやーめーてーっ!!』
京「んぅーーーっ」
「はぁ...」