第14章 復縁 【R18】
息が苦しくなって顔を背けようとするが、両手で頬を押さえつけられていてできなかった。
『(んんっ......あっ.....)』
も...ほんと苦しい...!!!
その瞬間、ぱっと目が覚めた。
すると目の前にはドアップの春水の顔が。
『んんっ!!』
「おはよー、璃咲ちゃん」
『おはよう......じゃなくて!!』
呑気に挨拶している場合じゃなくて!!
『なんで人が寝ている間にキスしてるの!?窒息死するところだったわ!!』
夢でも死にかけて、現実でも死ぬところだったわ!!!
「だって璃咲ちゃんが悪いんだよ?」
『え?』
「璃咲ちゃんが僕以外の名前を呼ぶから」
『!?』
春水は暴れる私の足を自分の足で押さえつけ、帯で両手を頭の上で結んだ。
『ちょっ...これ解いて!!』
「だ~め」
『私が何したっていうの!?』
「昨日言ったでしょ?璃久くんと仲良すぎって」