第14章 復縁 【R18】
『お願い...ですから......離して...』
「最近、璃咲ちゃんによく似た子がいるなぁとは思ってたけど。まさか、本人だったとはねぇ…」
春水は私の両手を掴むと、片手で頭上に纏めた。
そして、もう片手で顎を掴んだ。
その目は怒りと悲しみで満ちていた。
「璃咲ちゃんが死んだって聞かされた時の僕の気持ち、わかる?」
『ごめ...っ』
「何も手につかなくて、世界が白黒になった」
『.........っ』
「なのに璃咲ちゃんはそんなことも知らずに、のうのうと過ごしてきた」
『それはっ...!!』
「それは違う」と言おうとしたが、言えなかった。いや、言わせてもらえなかった。
春水は後頭部に手を回し、強引に唇を重ねてきた。
『んっ!?』
「.........っ」
『...んっ......っあ......はぁ...はな.....んっ.....し...て.』
「.........はぁ.......っ」
『お願......んっ......い...っ!!』