第13章 暴かれる本性
りりかside
冗談じゃないわ。どうして私がこんな目にあわなきゃいけないの!?
周りに倒れている役立たず共を見下す。
ほんとに役に立たない。りりかの周りで倒れるなんてほんとに邪魔だわ。
『りりかさん?どうなさったのですか?』
あのブスが笑ってこっちを見ている。
あんなところ、行きたくない。
『うぅ......ひ、酷いよぉ...りりか...何もしてないのに......』
顔を両手で覆って、泣き崩れてみせる。
これだけで馬鹿な奴らは簡単に騙されてくれる。
「りりかちゃん、大丈夫!?」
「りりかちゃん泣かせんじゃねぇよ!!ブズ!!」
「謝れ!!」
り「うぅ......」
ほらね?男を騙すなんて簡単なのよ。
『くだらない...』
璃「嘘泣きってすぐに分かるな。演技力低すぎ」
駿「それよりもあのゴミ共沈めてきていいですか?」
功「女の子が泣いてたら慰めてあげるけど、あの子は無理かな?生理的に受け付けない」