第12章 零番隊 VS 護廷十三隊
『ふふふ』
弓「?」
『あの四人はどうやって乗り切るつもりなんだろう。ふふふ、楽しみ』
弓「(悪だな、この人)」
璃咲の裏を垣間見た弓親でした。
まぁ、所詮ちょっとしたお遊びだからね。本気は出さない。
『そろそろかなぁー』
目の前には血が滴っている大量なる血染め蝶の群れ。
『戻れ』
叫ぶと蝶たちは刀へと戻っていった。
弓「一角!!」
倒れている一角に弓親が駆け寄る。
弓「しっかりしろ!!一角!!」
『大丈夫だよ』
弓「え?」
『ただの貧血だから。試合なんだから殺すわけないでしょ?少し休ませればすぐに良くなるよ......烈ちゃーん!』
烈ちゃんに手を振ると、分かったというように頷いたが、
『(あれは怒ってんなー、虎徹副隊長大丈夫かな?ちゃんと治療してもらえればいいけど)』
治療する気なんて全くありません、というような顔の烈ちゃんに苦笑する。