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瑠璃色の春 【BLEACH】

第12章 零番隊 VS 護廷十三隊



「面を上げろ『侘助』」



吉良が解号を唱えると、剣先が鉤のようになった。



「へぇー、面白い形だねー」

「いつまでそんな余裕でいられるかな」



吉良は瞬歩を使い、空夜の後ろへ回った。そして刀を振りかざした。



「(仕留めた!!)」



そう思った次の瞬間、



「甘いよ」

「!?」



今度は逆に空夜が吉良の後ろへと回った。



「なっ...」



速すぎるっ!!



「こっちこっち!!」

「くっ」

「縛道の六十三、鎖条鎖縛!!」

「あははは!!当ったらないよー!!」



空夜は瞬歩で次から次へと出される術を躱していく。



「ねぇ、まだー?なら次は、こっちから行くよ?」



空夜は目を細め、薄く笑った。



「凍てつけ『冬幻影』」



空夜がそう唱えた瞬間、結界内に小さな氷晶が巻き起こった。



「さっきの雛森くんの時と同じ...」


上手く姿を消したつもりだろうか?それよりも、早く抜け出さなければ餌食になる。



「一幻〝幻日〟」



急に辺りが明るくなり、目の前に人影が現れた。



「そこか!!」



人影に刀を切る...が、ただ空を切るだけ。



「確かに当たったはず...っ」


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