第12章 独占欲【黒シンR18】
「にその気があるなら、俺は部屋で待ってる」
先程のシンの言葉が頭をよぎり、は自室で1人悩んでいた。
まだ、身体が熱い。
今の私は、変だ。
心臓がドキドキしていて鳴り止まない。
シンの部屋に行くべきかどうか、は答えの出ない問いを、自分に投げかけ続ける。
もし行かなかったら。
そうしたら、シンはもう前みたいに笑いかけてくれないかもしれない。
でも、シンの部屋に行ったら。
先ほどの行為を思い出し、はギュっと目をつむる。
それでも、私は。
は部屋を出ると、シンの部屋に向かう。
シンが好き。
今、この気持ちが私のすべてだから。