第1章 君がいる朝【種Dキラ甘めR18】
結局その日は一日中ベッドで過ごし、お互い裸のまま、たわいのない話をしていた。
「ねぇキラ……明日、何の日かわかる?」
「何の日だっけ……?」
キラは不思議そうな顔をして、首を傾げた。
「…………」
その態度に頬を膨らませるが、キラはすぐさまニッコリとした表情に変える。
「うそ!!明日は僕たちが付き合って1年経つんだよね」
「うん!!」
やっぱり、覚えててくれたんだ。
キラに満遍の笑みを浮かべ、ギュッと抱きしめる。
「これからも一緒にいたいな」
「僕も、ずっとと一緒にいたい」
キラをギュッと抱きしめると、それがキラの何かを煽ってしまったようだ。
「じゃあ、前夜祭に……」
「……なに?」
黒い笑みを浮かべて一言。
「もう一回いただきまーす!」
「ぇっ!?ちょっと……キラぁ!」
次の日。
腰が痛くて出掛けられなかったのは、言うまでもない。
「キラのばかぁ!!」
引き篭もりで、優しいんだけど、どことなく腹黒い。
えっちで変態な、私の大好きな人。
ずっと、一緒にいてね?
END