第8章 囚われて【黒キラR18】
艦内が寝静まった頃、今夜も私はそこへ行く。
誰にも見つからないように。
私がそこへ行き、毎晩何をしているのか、誰も知らないのだから。
目的の部屋へ着くと、扉の解除コードを入力し、素早く中へと入る。
部屋の扉を閉めると、外界からは一切遮断され、薄暗い世界に閉ざされる。
「……」
「今夜もちゃんと僕のところにきたね」
部屋の奥へと進むと、突然後ろから抱き締められる。
耳もとで低く囁かれ、思わずゾクっとする、
「それじゃ、ご褒美をあげなきゃね?」
この言葉で私は今夜も堕ちていく。