第7章 Black★Master【微黒アスラン×メイドR18】
「私は……」
アスラン様がずるいのは、昨夜充分すぎるほど、思い知りました。
「私も、アスランにお仕えしたいです」
「なら、毎晩に仕えてもらうよ」
そう言って重ねられた唇は、とても温かくて蕩けてしまいそうです。
そして、首筋にも唇があてがわれます。
「これは……」
「は俺のものってしるし」
そう言ってアスラン様から戴いたのは、紅い所有印。
今日からアスラン様が新しい御主人様ということですね。
ですが、毎晩とは。
絶対、身体が持ちそうにないです。
新たな門出を前に、不安要素たっぷりです。
それでも、アスラン様の傍にいられるのであれば。
END