第7章 Black★Master【微黒アスラン×メイドR18】
「、服を脱いで……」
はい?
今、何ておっしゃいました?
空耳でしょうか。
「……え?」
「聞こえなかった?それとも、脱がしてほしい?」
なんですって?
アスラン様の表情はさっきとは違って、男の人のすごく真剣な顔です。
ここにいたら危険な気がします。
慌ててお部屋から出ようとドアを開けます。
「……っ!?」
バタンと音を立て、一度開けたドアは彼の手で押さえ込まれてしまいました。
「やっ……」
それでも出ようと、力いっぱいドアを引きます。
けど、私の力じゃ開きません。
「ダメだよ。今夜は俺の世話をするよう命令されてるんだろ?」
「そうですが……」
「なら、どうすべきか。にはわかるだろ?」
そんな。
どうしたらいいのでしょうか。
アスラン様の手が、私の身体を撫で回し始めます。
そして彼の舌が、首筋や耳たぶをなぞるように這いまわる。
「ぁ……っ!」
私の胸に彼の手にあてがわれ、ゆっくりと揉み上げられれば、身体がビクっと小刻みに震えてしまいます。
「これは命令だよ」
命令、だなんて。
どんなに嫌がっても、彼の手は私を捕らえたままです。
「ゃ…、ぁっ!こんな、もし誰か来たら……」
「誰も来ないよ。ラクスからの言いつけで来たなら尚更だ」
尚更って、何故。
まさか、ラクス様。
もしかしてあの時の笑顔は。
このことが前提でのお申し付けだったのかもしれません。
そんなことに今更気付いても、既に遅い。
壁に手を付いた状態のまま、後ろから伸びる彼の手に服を乱されていきます。
「……っぁ、や、んっ」
感じたくなんか、ないのに。
身体に電流が走ったような感覚が身体中を支配してるみたいです。
「感じやすいんだね?こっちはどうかな」
そう言いながらアスラン様の手がどんどん下に下がっていきます。
「ぁっ……っ!」
敏感な下半身に彼の指がそこに刺激を与える。
焦らすように、その中心には触れない。
「ゃだ、ソコ……はっ」
「今まで、誰かにココを触られたことある?」
「んっ、ない、です……っぁっ!?」
次の瞬間、急に天地が逆転したような感じがして。
気が付けば床に仰向けにされてしまいました。