• テキストサイズ

あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第6章 休むって大切なこと【キラR15?】


「うん……行ってきます」

ますます不満そうな君。
時間気にしてたのはの方なのに。
僕だって、途中じゃ嫌だよ。

「……ちょっと待って!」

やっぱり中途半端じゃ嫌だから。
部屋を出ようとするの引き留めてからもう一度、と唇を重ねた。

今度は触れるだけ。
の温もりを覚えるための、一瞬だけの口付けを。

「早く帰ってくるんだよね?」

「……うん」

その言葉がなにを意味するかなんて、もちろんわかってるから、は俯くように頷く。
こんな風に照れるも可愛いから、僕はを手放したくないんだよね。

「待ってるね。だから今は、行ってらっしゃい」

「うんっ!行ってきます!」

笑顔で君を送り出せば、も笑顔で返してくれた。

「ありがとうキラ、実はちょっと不安だったんだけど、おかげで吹っ飛んだよ」

「よかった。それじゃ、帰ったらもっとたくさんしないとね」

さっきまでの不安な表情は、もう何処にもいなくて、真新しい服に身を包んだは、笑顔で家を出て行った。

帰りもが笑顔でいるように願いながら僕は。

「いってらっしゃい」

の後ろ姿を見て、そう呟いた。
ずっとここで、の帰りを待ってるからね。

END

/ 154ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp