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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第5章 Sweet/Heart【キラR15】


「ー!ごはんまだ?」

「あとちょっと待って!!すぐ出来るからっ」

キッチンでいそいそと晩御飯の支度をする僕の可愛い恋人の。
けれど。

「もう限界……」

時間は既に夕食を大幅に過ぎてるし、さっきからお腹が空きすぎて死にそう。
いつも時間通りなのに。

「…………」

なんとなく気になって、がいるキッチンまで様子を見に行ってみた。
キッチンには、真剣な顔して何かを作ってるの姿。
夕食はもうお皿に盛りつけてあるけど。

「、平気?」

「キラっ!?き、来ちゃダメぇ!!」

声を掛けると、涙声で叫ぶ。
どうしたの?

来ないでって言われたけど、つい気になっちゃって。
ゆっくりとの方へ近寄って行って、俯いている顔を覗き込んでみる。

「?」

「キラ、あの……ごめんなさい。私……」

やっぱり泣いてる。

「どうして泣いてるの?」

「だって、チョコ……焦がしちゃって……」

そういえば、なんとなく鼻につく甘ったるい匂いと、焦げ臭い匂いが混じった匂いがする。
でも、なんでチョコ?

「今日、バレンタインなのに」

あ、そうだった。
だからなんだ。

よく見ると、の顔や手にはチョコがついていて、作業台にはチョコになるはずだったものが。
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