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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第4章 初詣【キラR18】


「ねぇ、キラ……」

「……?どうしたの?」

初詣の帰り道。
どうしても気になることがあって、キラに聞きこうかずっと迷ってた。
聞かなきゃ気がすまないので、正直に聞いてみることにした。

キラが素直に答えてくれるとは、思わないけど。

「あのさ……キラはさっき、何をお願いしたの?」

「ん……内緒。言わなきゃダメ?」

やっぱり。

「……キラのケチ」

「それじゃ、は?が答えてくれたら教えてあげる」

お。これは珍しい。そう来たか。
普段なら、絶対に教えてくれないのにな。
もしかして裏があるとか。

「私は……。私が言ったら、ちゃんと答えてくれるのね?」

念のために、もう一度確認。
これで教えてくれなかったらフェアじゃないもんね。

「うん、ちゃんと教えてあげるよ……」

やったっ!!

「私は、キラとずっと一緒にいられますようにって、お願いしたよ」

やっぱり、自分のお願いを言うのは少し恥ずかしい。
赤くなった顔をキラに見られないように俯いてしまう。

「……」

キラが私の名前を呼ぶと、急に私の手首をギュッと握り締めてきた。

「キラ?」

「…………」

キラは私の手首を掴んだまま、終始無言。
何か変なコト言ったかな。
そう思った瞬間。

「きゃっ、なに!?」

急に強く引き寄せられる。
キラは無言のまま、私をどこかに連れて行こうと手を引っ張って行った。
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