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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第19章 初詣


「シン?」
「ごめん、が可愛いこと言うから……」

なに?私何か言った!?

思い返してみても、私が言ったのは『自分のお願いごと』だけ。
どこがどうシンのツボにきたかわからないんだけど。

「俺はさ……俺も『これからもずっとと一緒にいたい』ってお願いしたんだよ!」
「それって……」

私と同じこと、お願いごとしてくれたんだ。
ちょっと、どころか……すごく嬉しい。

「う……ぅ……シン……っ」
「はすぐ泣くよな、そこも好きだけど。でもほら、泣くなって!そろそろ行くよ?」

そう言ってシンが手を差し出してくれた。

「うんっ」

シンの手を握れば、その手は優しくて、ホッとするような温もりが伝わってくる。

だから私は、その温かい手を握り締めたまま。
『ずっとずっと…シンと一緒にいたい』
そんな願いを、家に着くまでの間、ずっと願っていました。

「……」
「なに?」
「また来年も、一緒に初詣行こうな?」

夕日に照らされた私たちの足元には、私たちの二つの影。

「うん!!」
「、好きだよ」
「私も、シンが大好き」

お互いの影がもっと近くなって、一つの影になった。
そして夕日の中での甘いキス。

来年も、その次もずっと、一緒に来ようね。


END
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