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あんなに一緒だったのに【ガンダム種D】R18

第19章 初詣


初詣の帰り道。
どうしてもシンに聞きたいことがあった私は、勇気を振り絞って聞いてみることにした。

「ねぇ、シン……」
「ん……?どうした」

シンは何気に秘密主義だから、答えてくれるかわかんないけど。

「あのさ……シンはさっき、何をお願いしたの?」
「え…………、内緒」

やっぱり。

「シンのケチ!」
「それじゃ、は?が答えてくれたら教えてやるよ」

う、そう来たか。
でも、こんなことで諦める私じゃないんだから。

「私は……。もし私が言ったら、ちゃんと答えてくれるのね?」

念のため、もう一度確認。
これで教えてくれなかったらフェアじゃないもんね。

「あぁ、もちろん言うよ」

よしっ!!

「私は、『シンとずっと一緒にいられますように』ってお願いしたよ」

流石に自分のお願いを言うのは恥ずかしかったかも。
赤くなった顔をシンに見られたくなくて、俯いた。
すると、シンが急に私の手首をギュッと握り締める。

「シン?」
「…………」

シンは私の手首を掴んだまま、何も言わない。

もしかして、気を悪くさせちゃったかな?
そう思った瞬間。

「きゃっ……なに!?」

急に強く引き寄せられ、次の瞬間にはシンの腕の中にいた。

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