第16章 ハーバルエッセンス【シンR18】
「ごめん、俺……勝手に勘違いしてた」
素直に非を認めて謝ったが、俺はにひどい事した事実は変わらない。
もう、呆れられてるだろうな。
「……いいよ、怒ってない。そりゃ、さっきは恐かったけど……こんなにもシンに想われてるってわかったから」
「……」
本当に、はどこまで優しいんだろう。
こんなにも嫉妬深い俺を許してくれるなんて。
「だからもう泣かないで、ね?」
ここまで優しいと、つい調子に乗りたくなってしまう。
「じゃあ、続き……していい?」
俺ってあつかましいな。
「……っ!ばか!もう……今度は優しくしてよね?」
「わかってる」
シンはの唇に口づけをすると、ゆっくりの身体を抱きしめた。
優しく、彼女を壊さないように。
「、大好きだよ」
「ふふ、私もシンが大好き」
の優しさに俺は心底救われた。
だから、ずっとのそばにいたい。
は俺にとって唯一の安らげる場所だから。
ずっと君だけを愛してる。
END