第15章 パーティーパニック【アスランR18】
アスランの手に引かれてダンスフロアに来たのはいいけど。
「私っ、ダンスはその……実は苦手で……」
「大丈夫、ほら……」
そう言われて、私の身体はアスランの腕の中。
委ねた身体がアスランにされるがまま、ゆっくりとリズムに乗せられていく。
うそ。私、ちゃんと踊れてる。
腰に回されてる彼の手が気になるけど。
なんだか夢見心地。
「…………」
でも、そう思ったのも束の間。
「ひゃあっ!!」
アスランの手が、私の……お尻を撫でたような気がして。
驚いたはずみでバランスを崩してしまった。
「痛……っ!」
靴のヒールで彼の足の思い切り踏んづけてしまっていた。