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僕らの性奴隷【 BTS 】

第1章 はじまり



ドォン…ドォン…



海の上で鳴り響く大きな音



“それ”が鳴り響く度、自分の心臓にも響き渡る


『…あれは、何かしら?』


禁止されている海の上まで、綺麗な色の尾鰭
を動かし気になる音の方へと泳いだ


海面に顔を出すと“それ”は予想以上にとても
大きく、綺麗で、キラキラ光っていて驚いた



『あの船からだわ!行ってみましょう』



好奇心旺盛な人魚は大きな船へと泳ぐと
見つからない様に丸い小さな窓から覗いた


目に映る光景は鮮やかで、楽しそうだ
音楽が響く船内は、まるで音楽祭のよう。


船内にいる人間は踊ったり、飲んだり
食べたり、肩を組んで語り合っていた



クルー「今夜は宴だ!王子様たちに乾杯!」

「「 乾杯〜〜!!!」」




『うたげ?パーティーの事かしら』


思わず「仲間に入れて」と言いそうなくらい
愉快な雰囲気に、もっと興味をそそられた



この光景をずっと見ていたいくらいに









ゴロゴロゴロ……


さっきまでの大きな音とは別の聞き慣れた音


『…! 嵐だわ!』


すると次の瞬間、船に雷が落ちた


ドォーーーン!!!


全身に鳥肌が立つような大きな音と
閃光と危機感にその場から離れる事にした



『危なかった…』


やはり海の中は安全だと、改めて思った


しかし、陸はパニック状態。
船内には火薬が積まれており燃え移ると
大変なことになる


船内の人間は雷のせいで燃えた物の
消火活動に追われていた。



クルー「そっちにも火があるぞ!」

クルー2「人手が足りねぇ!!!」

執事「王子様達は!?」

クルー3「あ!あんな所に!」


クルー3の指さす方へと視線を移すと
樽のたくさんある場所の消火活動をしていた


その樽こそが “火薬” だったのだ。




「こっちにも水!」

「ダメだ。どんどん火が迫ってくる」

「お前らは逃げろ!」

「こっちはヒョン達に任せて!」

「それじゃあヒョン達が…!」

「大丈夫だから。な?」

「ほら、速く!」




3人の王子様が船から飛び降りると
火は拍車をかけたように広がってゆく


クルー達も執事も燃え盛る船から飛び降り


今、船内にいるのは4人の王子様だけ




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